最近は在宅でできるお小遣い稼ぎが流行っていますが、FXはそのうちの1つ。成功時のキックバックも大きく、専業主婦の中には家事などを終えるとPC画面の前に張りついてFX取引に熱をあげる主婦トレーダーなる人もいるのだそうです。
ところで、FXで得た利益には税金がかかります。これは、もちろん主婦であっても例外ではありません。FX取引に関する税金についてきちんと勉強しておかなければ、期せずして脱税の疑いをかけられてしまったということにもなりかねませんよ。
専業主婦の方はご主人の扶養家族に入っていますね？この場合、専業主婦の方の所得が年間38万円までなら、配偶者控除を受けることができます。また、配偶者の合計所得額が38万円?76万円未満であれば、配偶者特別控除の対象となり、税金が控除されます。これが、専業主婦がFX取引で76万円以上の利益を出した場合、扶養控除を受けることができなくなり、税法に基づく一定額の所得税が発生します。
とはいえ、FXですでに38万円以上を稼いでしまったからといって、即座に扶養控除が受けられなくなるわけではありません。専業主婦でもFX取引で得た利益から必要経費を差し引くことが認められていますので、利益全体から経費を引いて38万円以内におさまるかどうかを算出してみましょう。この場合、FX取引に供したとされる経費には、FXに関するセミナー受講料や書籍、FX取引をする上で必要不可欠なインターネット諸経費（プロバイダ料、回線使用料など）も含まれます。これはひょっとして経費に計上デキるかな？と思うものがあれば、必ず領収証を手元に残すようにしましょう。
日中時間に自由が利く専業主婦だからこそ、FX取引に向いているといえます。一方で、利益を出すとこういった税金関連についてもきちんと対処しなければいけません。確定申告の時期になって旦那さまに驚かれないよう、双方合意の上でFX取引をはじめられるといいですね。