最近、注目を集めているFX取引ですが、FX取引をするための口座は、20歳になれば誰でも持つことができます。つまり、学生さんや無職の方でも、FX取引をすることが可能なのです。働かずしてFX取引だけで生活していけたらどんなにすごいことだろうとは思いますが、なかなかそうはいかないのが世の中というもの。
ちなみに、いくら学生さんであろうと、仕事のない無職の人であろうと、FX取引で得た利益に税金がかかることを忘れてはいけません。学生さんや無職の方も、専業主婦の方と同じく、FX取引の利益が38万円以上になったら確定申告をしなければいけないのです。これは他の所得がない場合です。もし、ほかにもアルバイトを掛け持ちしている、日雇いの仕事をしたといったことがあれば、そこで得た報酬と合算して38万円以上ということになりますので注意が必要です。
自宅でPCやスマホさえあれば取引できる手軽さがFX人気の秘密ですが、いつでも利益が出るというわけではありません。自分のお金を元手に投資するのですから、時には損失も覚悟する必要があります。FX取引で損失を出してしまった場合には、損失を翌年の確定申告に繰り越すことも可能。
一例を挙げれば、今年FX取引で30万円の損失を出してしまった分を翌年に繰り越し、翌年50万円の利益と相殺して20万円の利益にする、といったような場合です。FXで損失が出た場合は確定申告をしなければ翌年の繰越が認められませんので、書類の作成が面倒と思っても必ず申告はするようにしましょう。
学生さんや無職の方の場合にも、FX取引をするにあたって発生した経費は利益から引くことができますので、取得した領収証は必ず確定申告の時期まで手元に残しておくようにしましょう。FX取引をしている人は、知らずしらずのうちに脱税をしていた、ということのないように、少しでも分からないことがあれば最寄りの税務署に相談するなどし、税金についてクリアにしておくのがベターです。